2009年5月22日金曜日

○×△

特許明細書の実施例で、評価結果が○×△で示されていることがあります。
意味合いとしては、「○」は良、「×」は不良、「△」はその中間だというのは、日本人なら理解できますよね。


でも、この記号は日本以外では通じません。
だから、外国出願するときに、基礎出願の明細書に「○」、「×」とか書いてあると、ちょっと困ったことになることがあります。


ところで、この記号のルーツがR25で解説されてましたね。
なんでも、明治時代に、成績を評価する記号として使われたのが初めだと言われているらしいです。

最初は、それ自体には良いとか悪いとかの意味を持たない記号として使われ始めたのですが、使っている間に、例えば「×」が否定的な意味を持つようになったということのようです。


記号に後から意味がついてきて一般化する、ということもあるのですね。


(H.O)

1 件のコメント:

toy-san さんのコメント...

こんにちは。
ちなみにこういう場合、外国明細ではどう対処されるのでしょうか?
ぜひご教示ください。