2009年11月16日月曜日

何とか出願日を確保

特許出願は早い者勝ちですので、当然ながら、できるだけ早い出願日を確保することがとても大切です。
そんななかでも、必ずその日までに出願しなければならないという事情のある案件があります。いわゆる「期限もの」というものです。
よくあるのは、優先権期限とか、学会発表があるとか、ユーザーにサンプル出しするといった事情です。その他、費用処理の都合で今期中に何とかして、なんてのもあります。

先週も、事情があって金曜日が出願期限というちょっと急ぎの案件がありました。
急いで案文を仕上げてお客様に送って、回答を待っていたのですが、期限当日まで回答が届かなかったので先方に電話したところ、先方のご担当の方が急な事情でしばらくお休みされているとのこと。
内心ちょっとあせりながら、平静を装いつつ(?)、他の方に急遽代理で対応していただいて、何とか夕方に出願指示の連絡をもらうことができました。

でも、それで終わりとうわけにはいかないんですよね。
出願指示をもらってから、出願用の元データまでは自分で準備するのですが、そこからさらに、特許庁に提出できるように事務担当の人に調整してもらいます。
事務担当の人が最終チェック用の書類を準備してくれたら、それを目視でチェックします。
それでOKなら、事務担当の人が最終的に確認して、ようやく出願(特許庁への提出)となります。
何重にもチェックが入るので時間や手間がかかるのですが、確実に間違いなく手続きを行うためには、手を抜くわけにはいきません。
遅い時間でもきちんと対応してくれる事務担当の方々には、とにかく感謝ですね。

(H.O)

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