2009年11月22日日曜日

秋の東山観光

休日には珍しく(?)少しだけ早起きして、京都観光してきました。
今回は、金地院、天授庵、南禅寺、永観堂、哲学の道、真如堂を順に歩きました。

金地院は、南禅寺の塔頭(たっちゅう)の一つです。
見どころは、東照宮、鶴亀の庭園と、方丈の中にある狩野探幽、長谷川等伯らによる襖絵、茶室の八窓席あたりでしょうか。


東照宮です。京都にも東照宮があるとは知りませんでした。
家康の遺髪を奉載して造営されたそうです。


東照宮の天井には龍が描かれています。狩野探幽の筆によるものだそうです。


江戸初期の作庭家、小堀遠州による枯山水庭園の鶴亀の庭。
向かって右側が鶴島、左側が亀島です。鶴と亀が向き合っています。
小堀遠州は茶人、建築家としても才能を発揮した人で、金地院の方丈に設けられた茶室「八窓席」は、遠州作と伝えられ、京都三名席の一つだそうです。

方丈の建物の中には狩野探幽、長谷川等伯の襖絵や、八窓席もあり、別料金ですがこちらも案内付きで拝観することができます。特に、長谷川等伯の襖絵「猿猴捉月図」(えんこうつきとらうのず)の手長猿は、毛並みが生き生きと描かれていて見事です。時間に余裕のある方は、是非見てみることをおすすめします。

次に訪れたのが天授庵。南禅寺の開山塔で、紅葉が見事です。


本堂前庭の雄大な紅葉。




こちらは書院南庭の池泉回遊式庭園。南北朝時代の名残をとどめるそうです。



南禅寺境内の様子。多くの観光客で賑わっています。



続いて南禅寺三門へ。


非常に急な階段を上がって三門を上って行きます。
ほぼ90度です。


三門の上からの眺めです。


三門から天授庵もすぐそこに見えます。


南禅寺本坊にある方丈庭園。こちらも遠州作と言われています。

すっかり観光客気分を味わうことができました。
寺院を訪れると、普段の現実世界から少し距離をおいて、心を落ち着けることができる気がしますね。

続いてもみじの永観堂、真如堂も訪れたのですが、それはまた気が向いたらご紹介します。

(H.O)

0 件のコメント: